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脇侍

わきじ異読 きょうじ
名詞多音語
1
標準
flanking image (e.g. in a Buddha triad)
文例 · 用例
中央は坐像の薬師如来、左右の脇侍、日光月光は立像である。
小栗虫太郎 後光殺人事件 青空文庫
写真に掲出した画面は西方|阿弥陀浄土の一部であり、本尊阿弥陀仏の脇侍、向って右側の多分|観世音菩薩の像であろうと思う部面の上半に過ぎないが、まことに美の一片は美の全体であると言われる通り、これだけでも其の壁画の美の如何なるものであるかを窺うに十分である。
高村光太郎 美の日本的源泉 青空文庫
かつて素人芝居があった時、この楼の主人が文覚勧進帳の不動明王に扮して、二人がその脇侍の二童子をつとめたところから、その名が起ったものであります。
小名路の巻 大菩薩峠 青空文庫
見上げるところの正面に、とても広大なる画幅がかかっていて、その周囲には、この脇侍をつとめるらしい一尺さがった画像があるのであります。
椰子林の巻 大菩薩峠 青空文庫
本堂は幸いに外形無事だが、中の半丈六薬師如来ならびに両脇侍菩薩の木像は須弥壇から投げ出されて、勿体なくも無残に破砕している。
喜田貞吉 震災後記 青空文庫
『続紀』の記する所によれば、光明后|崩御の時には全国の諸寺が供養を営んで阿弥陀浄土の画像などを造ったが、特に一周忌の営みのためには、全国の国分尼寺に阿弥陀|丈六像一躯・脇侍菩薩二躯を造ると共に、法華寺に阿弥陀浄土院を新築して忌斎の場所にあてた。
和辻哲郎 古寺巡礼 青空文庫
十六薬師寺、講堂薬師三尊――金堂薬師如来――金堂脇侍――薬師製作年代、天武帝――天武時代飛鳥の文化――薬師の作者――薬師寺東塔――東院堂聖観音 日暮れ近くについた薬師寺には、東洋美術の最高峰が控えている。
和辻哲郎 古寺巡礼 青空文庫
脇侍の体もそれほど拙くはない。
和辻哲郎 古寺巡礼 青空文庫
ウィキペディア

脇侍(きょうじ・わきじ)は、仏教彫刻(仏像)や仏教絵画において、中尊(中央に位置し、信仰の中心となるほとけ)の左右に控える菩薩や明王、天などをいう。脇士・夾侍(きょうじ)、脇立(わきだち)ともいう。中尊の教化を補佐する役割をもつとされる。

出典: 脇侍 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0