愛嬌たっぷり
あいきょうたっぷり
表現名詞-の形容詞名詞
標準
overflowing with charm
文例 · 用例
薄く塗った感心に襟脚の太くない、二十歳ばかりの、愛嬌たっぷりの女で、二つ三つは行ける口、四方山の話も機む処から、小宮山も興に入り、思わず三四合を傾けまする。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
女史の愛嬌たっぷりな如何にも魅力に富んだ面にもかかわらず、この偸み見は何か暗い気持ちにさせられる。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
知事夫人の言葉を、ありのままに伝えることは出来ないが、非常に愛嬌たっぷりで、その調子が、好んで客間を描いて、上流社会の作法に通じていることを自慢したがる我が国の通俗作家たちの小説に出てくる、貴婦人や騎士の言葉遣いにそっくりの、まあ言ってみればこんな具合であった。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
それは、仏蘭西の選手達でしたが、他に、独逸の選手達も、ずいぶん気持の好い連中で、ぼく達と顔を合せるたびに、直ぐ「オハヨオ」と愛嬌たっぷりに、日本語で挨拶してくれます。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
そして、葭や葦などに這い上がり、ちょいと人間の方を振り向き、胸鰭をあげて額に翳し、※をぱちぱちさせる顔は、ひどく愛嬌たっぷり。
— 佐藤垢石 『飛沙魚』 青空文庫
で、お雪と顔を合わせるごとに、愛嬌たっぷりでお世辞を言いました。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
そこへ通りかかったラッベクの奥さんに向って、彼はにっこり笑いかけたが、それがいかにも闊達な愛嬌たっぷりの笑顔だったもので、相手は思わず足をとめて、怪訝そうに彼の顔をまじまじと眺めた。
— ПОЦЕЛУЙ 『接吻』 青空文庫
愛嬌たっぷりの笑顔を作り、「いやもうお互いに年寄りでござる。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
作例 · 標準
その子供はいつも笑顔で、愛嬌たっぷりに大人たちに可愛がられていた。
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新しく飼い始めた子犬は、無邪気な仕草が愛嬌たっぷりで、家族みんなを癒してくれている。
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彼女の朗らかな話し方と、時折見せるおどけた表情は、愛嬌たっぷりで人を惹きつける。
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そのキャラクターは、少し抜けているけれど憎めない性格で、愛嬌たっぷりなところが観客に人気だった。
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