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一度ならず

いちどならず
表現
1
標準
not just once
文例 · 用例
が、また私は幌無しの辻馬車が――臨終前の一時間といへども、ふだんの賃金どほりに二法で走るところの、幌をすつかり上げた、時間ぎめの辻馬車が、大急ぎでやつて來るのを一度ならず見かけたものだつた。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から 青空文庫
冬から早春にかけて、人は一度ならずそんな蠅を見たにちがいない。
梶井基次郎 冬の蠅 青空文庫
ある夜顔色の美しい女客の顔を電燈の光でしみじみ見ていると頬や額の明るい所がどうしてもまだかわかぬ生の絵の具をべっとり盛り上げたような気がしてしかたがなかった、そしてその光った所が顔の運動につれていろいろに変わるのを見とれているうちに、相手の話の筋道を取りはずしそうになる事が一度ならずあった。
寺田寅彦 自画像 青空文庫
正直のところ、窓の外へ強引に連れ出そうかと思ったことも一度ならずあった。
岡本かの子 家霊 青空文庫
二 西岡は一度ならず二度ならず、三度目の不思議に遭遇した。
岡本綺堂 離魂病 青空文庫
しかも一度ならず二度も三度も見たばかりか、なんの係合いもない奉公人や隣り屋敷の者までがその姿を見たというのであるから、なおさら不思議な話ではないか。
岡本綺堂 離魂病 青空文庫
一度ならず、二度三度の不思議をみせられて、吉次郎はいよいよ怖ろしくなった。
岡本綺堂 魚妖 青空文庫
ひとりひとり当ってみると、どの女給もその女を見習って一度ならずそんな道に足を入れているらしかった。
織田作之助 夫婦善哉 青空文庫
作例 · 標準
近年、この地域では台風による甚大な被害が一度ならず発生しており、住民の不安は増すばかりだ。
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この研究では、特定の遺伝子変異ががんの発症リスクと一度ならず関連していることが示唆されている。
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何度問い合わせても、カスタマーサポートからの返答が遅れるという問題が一度ならず繰り返されている。
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長年の努力が実を結び、彼は一度ならず壁にぶつかりながらも、ついに目標を達成した。
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一度ならず(いちどならず) — 幻辞.com