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疑団

ぎだん
名詞
1
標準
a doubt that lurks in one's soul and that cannot be resolved
文例 · 用例
買収云云のことがまだ彼等の念頭に一抹の疑団を残して居るのであつた。
平出修 計画 青空文庫
自分の不思議が疑団氷解。
泉鏡花 式部小路 青空文庫
今日まで種々の書籍に就て、此困難なる、又|疑団多き事件に就き取調べ候処、著述家の中には斯様なる事実の有り得べきことを疑ふ者少からず候へども、知名の学者にして斯の如き事実の有り得べきことを認め居る者も少からざるやう相見え候。
ANDREAS THAMEYERS LETZTER BRIEF アンドレアス・タアマイエルが遺書 青空文庫
おれの胸に始めて疑団が萠したのは、正にその白拍子たるお前の顔へ、偶然の一瞥を投げた時だ。
芥川龍之介 動物園 青空文庫
幾多の書を読み、幾多の事物に接し、虚心平気、活眼を開き、もって真実のあるところを求めなば、信疑たちまちところを異にして、昨日の所信は今日の疑団となり、今日の所疑は明日氷解することもあらん。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
去れど過去十年においてすら、解きがたき疑団を、来る一年のうちに晴らし去るは全く絶望ならざるにもせよ、殆んど覚束なき限りなり。
夏目漱石 『文学論』序 青空文庫
そして実はその倫理的な問いたるや、すでに青年の胸を悩まし、圧しつけ、迷わしめているところの、活ける人生の実践的疑団でなくてはならないのだ。
――教養と倫理学―― 学生と教養 青空文庫
それでは彼の胸裡の疑団とはどんなものであったか。
――予言僧日蓮―― 学生と先哲 青空文庫