糖衣
とうい
名詞名詞-の形容詞
標準
sugar coating
文例 · 用例
あなたの丸薬は、笑ったように、正真正銘まがいなしの良薬にちがいありません、糖衣もなければ、大きさも、これは必要、というよりどころからだけ丸められているし。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
さそりは一生けん命|遁げて遁げたけどとうとういたちに押えられそうになったわ、そのときいきなり前に井戸があってその中に落ちてしまったわ、もうどうしてもあがられないでさそりは溺れはじめたのよ。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
花冠の下半にたれた袋のような弁の上にかぶさるようになった一片の弁は、いつか上に向き直って袋の口を開くだろうと思っていたが、とうとういつまでも開かなかった。
— 寺田寅彦 『病室の花』 青空文庫
そのおかげでとうとういわゆるツェッペリンが物になったのである。
— 寺田寅彦 『災難雑考』 青空文庫
さそりは一生けん命にげてにげたけど、とうとういたちに押えられそうになったわ、そのときいきなり前に井戸があってその中に落ちてしまったわ、もうどうしてもあがられないで、さそりはおぼれはじめたのよ。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
さそりは一生けん命遁げて遁げたけど、とうとういたちに押へられさうになつたわ。
— 宮沢賢治 『銀河鐵道の夜』 青空文庫
ラディオをいじくっているうちに自分で放送がしたくなって来て、とうとういたずらの放送をはじめ、見つかってしかられた人がある。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
そこでとうとういきなり叫びました。
— 宮沢賢治 『風野又三郎』 青空文庫
作例 · 標準
苦い薬に糖衣を施して飲みやすくする。
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子供向けの薬は、糖衣になっていることが多い。
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彼の優しい言葉は、まるで糖衣のようだ。
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