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こんもり

こんもり
副詞副詞-と動詞-サ変
1
標準
thickly
文例 · 用例
どこか昔の姿が残っているが昔のこんもりした感じはもうない。
寺田寅彦 子規自筆の根岸地図 青空文庫
十幾階の角形の建築物や、工場の煙突の上に、白蝶の翼をひろげたように、雪の粉を吹いて、遠くはこんもりと黒く茂った森、柔かい緑の絨氈を畝ねらせる水成岩の丘陵、幾筋かの厚襟をかき合せたカスケード高原の上に、裳裾を引くこと長く、神々しくそそり立つ姿であった。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
たとえば信州へんでもある東西に走る渓流の南岸の斜面には北海道へんで見られるような闊葉樹林がこんもり茂っているのに、対岸の日表の斜面には南国らしい針葉樹交じりの粗林が見られることもある。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
どんなにか美しいはずのこんもりした渓間に、ゴタゴタと妙な家のこけら葺の屋根が窮屈そうに押しあっているのを見下ろして、なるほどこうしたところかと思った。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
大きな闇の風景のなかでただそこだけがこんもり明るい。
梶井基次郎 闇の絵巻 青空文庫
私が聴いたのは何週間にもわたる六回の連続音楽会であったが、それはホテルのホールが会場だったので聴衆も少なく、そのため静かなこんもりした感じのなかで聴くことができた。
梶井基次郎 器楽的幻覚 青空文庫
「遠そうだね」「あそこに木がこんもり茂っているだろう。
梶井基次郎 路上 青空文庫
ふわ/\と其処へ靡く、湯気の細い角の、横に漾ふ消際が、こんもりと優い鼻を残して、ぽつと浮いて、衣絵さんの眉、口、唇、白歯。
泉鏡太郎 続銀鼎 青空文庫
作例 · 標準
公園の隅には、こんもりと盛り上がった芝生の丘があり、子供たちの遊び場になっている。
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夏になると、庭の生け垣がこんもりと茂って、外からの視線を遮ってくれる。
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お椀にこんもりと盛られた炊きたての白米から、香ばしい湯気が立ち上った。
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こんもり(こんもり) — 幻辞.com