方国
ほうこく
名詞
標準
文例 · 用例
あくる日、見習弟子は不思議なくらいしょげ返ってお君の視線を避け、むしろ哀れであったが、夕方国元から兄と称する男が引取りに来ると、彼はほっとしたようだった。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
翌日、見習弟子は哀れなほどしょげ返りお君の視線をさけて、不思議な位であったが、夕方国元から兄と称する男が彼を引取りに来ると、ほっとした顔付になった。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
しかし、あくる日になると、見習弟子は不思議なくらいしょげ返ってお君の視線を避けて、男らしくなく、むしろ哀れだったが、夕方国元から兄と称する男が引取りに来ると彼はほッとしたようだった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
牡丹燈記 元の末に方国珍と云う者が浙東の地に割拠すると、毎年正月十五日の上元の夜から五日間、明州で燈籠を点けさしたので、城内の者はそれを観て一晩中遊び戯れた。
— 田中貢太郎 『牡丹燈籠 牡丹燈記』 青空文庫
幸いに我々西方国民はこれとは違った考えをもっているのである。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
小磯内閣の退陣に当たり印象に残ったのは、米内海軍大臣の朗々たる声と率直な物の言い方、杉山陸軍大臣の年齢に似ぬ元気な、そして円い物の言い方、町田ノンキナトウサン無任相のぼんやりした顔、前田運通相の悪相、緒方国務相の疲れた顔、まずそんなところなり。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
十一月三日(木曜) 夕方国男来、一緒に食事をする。
— 一九二一年(大正十年) 『日記』 青空文庫
夕方国早くかえって来て土蔵の戸前をしめた。
— 一九四四年(昭和十九年) 『日記』 青空文庫