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心の奥底

こころのおくそこ
表現
1
標準
innermost depths of one's heart
文例 · 用例
人の心の奥底を動かすものは、却て人が毎日いやといふ程見てゐるもの、恐らくは人々称んで退屈となす所のものの中にあるのだ。
――世の母びと達に捧ぐ―― 一つの境涯 青空文庫
今更らしく死んだ人を悲しむのでもなく妹の不幸を女々しく悔やむのでもないが、朝に晩に絶間のない煩いに追われて固く乾いた胸の中が今日の小春の日影に解けて流れるように、何という意味のない悲哀の影がゆるんだ平一の心の奥底に動くのであった。
寺田寅彦 障子の落書 青空文庫
妾はロダンさんの芸術を微かながら、妾の心の奥底に感じることが出来ると同時に、この老いた彫刻家に妾は自分の心を与えることが出来たのです。
吉行エイスケ バルザックの寝巻姿 青空文庫
」とばかりに、人の心の奥底を、ただそれだけを相手に、鈍刀ながらも獅子奮迅した、とかいう話であるが、いまは、まるで、だめである。
太宰治 八十八夜 青空文庫
あのノロノロした張り合いのないように見えた舞いの手ぶりが非常な変化のスピードを持ち、深長な表現作用をあらわすものであると同時に、心の奥底にある表現欲をたまらなくそそる作用を持っている事が理解されて来る。
夢野久作 能ぎらい/能好き/能という名前 青空文庫
しかし彼の風貌にはどことなく心の奥底のやさしみと美しさが現われていたように思う。
寺田寅彦 亮の追憶 青空文庫
地質学者の一隊が中継ぎのステーションへ向かって突進する、その荷物を橇で引いて行く犬群の頼もしく勇ましい姿は何かしらわれわれの心の奥底に触れる美しさをもっている。
寺田寅彦 映画雑感(1) 青空文庫
清逸は心の奥底ではっと思った。
有島武郎 星座 青空文庫
作例 · 標準
幼い頃に田舎で見たあの美しい星空が、今でも心の奥底に焼き付いている。
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普段は意識していないが、心の奥底では今の生活に対する不安を抱えている。
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彼は自らの心の奥底にある情熱を、情熱的なダンスに変えて全身で表現した。
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心の奥底(こころのおくそこ) — 幻辞.com