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御教書

みぎょうしょ
名詞
1
標準
文例 · 用例
その時の文章をいまでも、うろ覚えに記憶いたして居りますが、なんでもこんな工合ひの御教書でございました。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
この間に立って論難批評したり新脚本を書いたりするはルーテルが法王の御教書を焼くと同一の勇気を要する。
――坪内逍遥―― 明治の文学の開拓者 青空文庫
「――大塔宮ヲ討チ奉リタラン者ニハ、非職|凡下ヲイワズ、伊勢ノ車ノ庄ヲ恩賞ニ充テ行ナワル可キ由、関東ノ御教書有之、ソノ上ニ定遍先ズ三日ガ中ニ六千貫ヲ与ウベシ、御内伺候ノ人、御手ノ人ヲ討チタラン者ニハ五百貫、降人ニ出デタラン輩ニハ三百貫、イズレモ其日ノ中ニ必ズ沙汰シ与ウベシ。
国枝史郎 あさひの鎧 青空文庫
「熊野三山の別当|定遍、関東よりの御教書なりと申し、大塔宮様にお味方する者は、陰謀与党の輩と認め、関東へいちいち注進いたす趣き、で、今日大塔宮様を、この道より左右なくお通し申し上げては、後日の咎めおそろしく、難儀いたす次第にござります。
国枝史郎 あさひの鎧 青空文庫
そこで翌年四月二十五日に、信濃前司行光(その時が山城民部大夫)の奉行で、津戸三郎の処へ御教書が下った。
中里介山 法然行伝 青空文庫
彼らは掃除役として寺に属しているとはいいながら、往々他の権門に属して、ために寺の務めを怠った場合もあったとみえて、建武元年の『東寺塔供養記』九月十三日条に、掃除以下条々、以事書遣執行、問答左少弁之処、返事、散所法師原属所々権門之間、以厳密御教書直被仰出候様、可得御意候哉。
喜田貞吉 俗法師考 青空文庫
この記事によると、彼らは厳密なる御教書の制止を得るにあらざれば、所々の権門の使役に属して、寺の命を用いなかったものらしい。
喜田貞吉 俗法師考 青空文庫
京師において大学校を興し、上、天朝の御学風を天下に示し、また天下の奇材異能を京師に貢し、しかるのち天下古今の正論確議を輯集して書となし、天朝御教書の余を天下にわかつときは、天下の人心おのづから一定すべしと。
吉田松陰 留魂録 青空文庫