紙屋
かみや
名詞
標準
paper store
文例 · 用例
ただこの頃折々|牛込の方へ出ると神楽坂上の紙屋の店へ立寄って話し込んでいる事がある。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
この紙屋というのは竹村君と同郷のもので、主人とは昔中学校で同級に居た事がある。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
今日も夕刻から神楽坂へ廻って、紙屋の店で暮の街の往来を眺めていた。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
彼は中学校を出るとすぐに生真面目な紙屋の旦那になっている主人と、自分のような人間との境遇の著しい違いを思い較べていた。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
今日ちらと見た紙屋の娘の帯に似ている。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
紙屋の娘も水々しい島田で乗っている。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
そのころは既に広重の出世作、『東海道五十三次』(保永堂板)は完成され、葛飾北斎の『富嶽三十六景』が、絵草紙屋の店頭に人目を驚かしていたのであるが、その地図にある定火消屋敷で、広重が生れ、西の丸のお膝下で、名城と名山の感化を受けていたのだと思うと、晩年に富士三十六景の集作があったのも、偶然でない。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
花道へ現れた紙屋治兵衛に「モダンボーイ」と呼びかける弥次馬の声などもただ笑って聞いてばかりもいられないような気がする。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
作例 · 標準
活版印刷を依頼するため、こだわりの和紙を扱っている老舗の紙屋を訪ねた。
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「お探しの厚さなら、この奥にある在庫が丁度いいですよ」と紙屋の主人が勧めてくれた。
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商店街の角にある小さな紙屋には、カラフルな千代紙が所狭しと並んでいる。
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