今上陛下
きんじょうへいか
名詞
標準
His Majesty the Emperor
文例 · 用例
幹の廻り一丈にて、十善梅より稍※小なる四恩梅は、今上陛下御即位大典の記念に植ゑたるものなりと記せるに、裸男一首うなり出して曰く、幾千代の雪を凌ぎて梅の花 我大君の御世にあらはる 車を返して久伊豆神社に詣づ。
— 大町桂月 『越ヶ谷の半日』 青空文庫
(今上陛下は鹽原をおきらひだとか云ふことで、日光へばかりお行きだけれども、皇太子殿下はよくここへ來られる。
— 岩野泡鳴 『鹽原日記』 青空文庫
今上陛下がお通りになつた。
— ZAPISKI SUMASHEDSHAWO 『狂人日記』 青空文庫
明治維新の王政復古と共に、今上陛下は武門政治を初め一切の有害無用な旧習を破壊遊ばし、併せて汎く新智識を世界に求める事を奨め給い、学問、技術、言論、信教、出版等あらゆる思想行動の自由を御許しになり、生命、財産等の人権を御保障になっております。
— 与謝野晶子 『女子の独立自営』 青空文庫
これが尤も明治天皇の御心にも協ひ、又今上陛下に對して、尤も忠義なる所以であらうと恐察するのである。
— 桑原隲藏 『東洋史上より觀たる明治時代の發展』 青空文庫
人は先帝の喪に服して涙|未だ乾かざれども、厚氷その片端の解くる如く心は既に新しき御代の春に和らぐ初日うららかなる下に、草莽の貧女われすらも襟正し、胸躍らせて読むは、今上陛下朝見第一日の御勅語。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集拾遺』 青空文庫
アナウンサーは「今上陛下」という言葉を使う。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
昨春当時の皇太子殿下今日の今上陛下が甲州御出の時、演習御覧の為赤沢君の村に御入の事があった。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫