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直叙

ちょくじょ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
honestly describing (i.e. without sentiment or conjecture)
文例 · 用例
そうして「土」は長塚君以外に何人も手を着けられ得ない、苦しい百姓生活の、最も獣類に接近した部分を、精細に直叙したものであるから、誰も及ばないと云うのである。
――長塚節著『土』序―― 『土』に就て 青空文庫
さうして「土」は長塚君以外に何人も手を著けられ得ない、苦しい百姓生活の、最も獸類に接近した部分を、精細に直叙したものであるから、誰も及ばないと云ふのである。
長塚節 青空文庫
古人が客観に動かされたる自己の感情を直叙するは、自己を慰むるために、はた当時の文学に幼稚なる世人をして知らしむるために必要なりしならん。
正岡子規 俳人蕪村 青空文庫
後世の文学も客観に動かされたる自己の感情を写すところにおいて毫も上世に異ならずといえども、結果たる感情を直叙せずして原因たる客観の事物をのみ描写し、観る者をしてこれによりて感情を動かさしむること、あたかも実際の客観が人を動かすがごとくならしむ。
正岡子規 俳人蕪村 青空文庫
元禄時代の句が夜嵐や太閤様を配してさくら狩を構成しているのに反し、現代の句は牡丹桜そのものの風雨にもまるる有様を直叙している。
杉田久女 桜花を詠める句 青空文庫
初めに述べたとほり、八島と言うても、普通の源平八島の戦ひを直叙するものではない。
折口信夫 「八島」語りの研究 青空文庫
古人が客観に動かされたる自己の感情を直叙するは、自己を慰むるために、将た当時の文学に幼稚なる世人をして知らしむるために必要なりしならん。
正岡子規 俳人蕪村 青空文庫
後世の文学も客観に動かされたる自己の感情を写す処において毫も上世に異ならずといへども、結果たる感情を直叙せずして原因たる客観の事物をのみ描写し、観る者をしてこれによりて感情を動かさしむること、あたかも実際の客観が人を動かすが如くならしむ。
正岡子規 俳人蕪村 青空文庫
作例 · 標準
彼は事件の状況を直叙した。
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この小説は作者の心情を直叙する文体で書かれている。
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感情を交えず、事実だけを直叙する姿勢が評価された。
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