三十路
みそじ
名詞頻度ランク #25213 · 青空 30 例
標準
age thirty
文例 · 用例
三十路を越えても、窶れても、今も其美しさ。
— 泉鏡花 『雪靈記事』 青空文庫
三十路を越えても、窶れても、今もその美しさ。
— 泉鏡花 『雪霊記事』 青空文庫
噫、かかるもろもろの匂のなかにありて薬草の香はひとしほに傷ましきかな、哀れ、そは三十路女の面もちのなにとなく淋しきごとく、活動写真の小屋にありて悲しき銀笛の音の消ゆるに似たり。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
ここの別当橋立寺と予て聞けるはこれにやと思いつつ音ない驚かせば、三十路あまりの女の髪は銀杏返しというに結び、指には洋銀の戒指して、手頸には風邪ひかぬ厭勝というなる黒き草綿糸の環かけたるが立出でたり。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
まア關までは他について行くものもあらうから、女でも行けるには行けようが、それから先はとてもむつかしいな……』『行けるところまで行くと申してをりました……』『美しい女子かな』『三十路ほどの女子で、眉目の好い方でござりました……。
— 田山花袋 『道綱の母』 青空文庫
「われ三十路半ばにして道に踏み迷う。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
三十路をば越していよいよ自らの愛づべきを知り黒髪を梳く 若い女が年をとるに従ひ少し宛若さの失はれてゆくのを感じて歎く心持は多く歌はれてゐるが、この歌の様に反対に三十を越えていよいよ人間としての我が貴さを感じ勢ひ込んで黒髪を梳くといふ様な例は余りあるまい。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
衰ふるもの美くしく三十路をば後に白き山桜散る 私も三十を越えて衰へ方に向つた。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
作例 · 標準
いよいよ三十路を迎えるということで、これからの人生設計を真剣に見直すことにした。
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「三十路になってから、体力の衰えを少しずつ感じるようになったよ」と友人が笑いながら言った。
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彼女は三十路を過ぎてからさらに美しさに磨きがかかり、大人の女性としての魅力に溢れている。
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ウィキペディア
三十路(みそじ)は、30歳のことを指す言葉である。古来は「みそち」と呼ばれた。別表記に「三十」。本来は30歳のことだけを指す言葉ではあるが、近年では30代全般に使われるケースも増えている。「みそじ」の「じ」は物を数えるときに使用される接尾語で、「そじ」は10を単位にして物を数えるときに使用される。なお、「じ」を「路」と書くのは当て字である。与謝野晶子の句「三十路をば越していよいよ自らの愛づべきを知りくろ髪を梳く」にもその存在が確認できるほか、石川啄木の『一握の砂』、谷崎潤一郎の『盲目物語』、幸田露伴の『知々夫紀行』などの作品の中でもその存在が確認できる。人生の節目とされることが多いため、「三十路祭り」などの三十路を冠したイベントも行われている。
出典: 三十路 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0