那家
那家
名詞
標準
文例 · 用例
濃厚な朱や青に塗りこくられた支那家屋、ほこりをかむったさま/″\の、ずらりと並んだ露天店、トンキョウな声で叫んでいる支那人、それらのものは、闇と霧にさえぎられて見分けられなかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
露店のうしろには、半分出来さしの支那家具ががらんとしていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
一方の、しッかりした顔つきの歩哨は、それでは、小哨長のところまで行って呉れ、と通りのさきの狭ッ苦るしい暗い支那家屋につれて行った。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」 小山は支那家屋の兵士たちに、糞喰え!
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
支那家屋の土塀のかげへ豚を置いた。
— 黒島傳治 『前哨』 青空文庫
」二 慰問袋 壁の厚い、屋根の低い支那家屋は、内部はオンドル式になっていた。
— 黒島傳治 『前哨』 青空文庫
占領した支那家屋が臨時の営舎だった。
— 黒島伝治 『チチハルまで』 青空文庫
二重硝子を透して遠くに、対岸の黒河の屋根が重い支那家屋の家なみが、黒く見えた。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫