異郷人
いきょうじん
名詞
標準
foreigner
文例 · 用例
私はまだ燥いでる一同の後ろから、この不意な、そして無遠慮な異郷人の闖入行為を立ち竦んで恥じねばならなかった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
彼らの目色には、都人の羨しさを跳ねかへす妬み憎み、其から異郷人に対する害心と侮蔑とに輝いてゐる。
— 折口信夫 『身毒丸』 青空文庫
恐らく、異郷人と交易行為を行ふ場処は、かうした棚を用ゐたので、その更に起原をなすものは、棚に神を迎へ、神に布帛その他を献じた処から、出てゐるのである。
— 折口信夫 『たなばたと盆祭りと』 青空文庫
万葉人の時代には以前ともに携えて移動してきた同民族の落ちこぼれとして、途中の島々に定住した南島の人々を、すでに異郷人と考えだしていた。
— 折口信夫 『最古日本の女性生活の根柢』 青空文庫
万葉人の時代には以前共に携へて移動して来た同民族の落ちこぼれとして、途中の島々に定住した南島の人々を、既に異郷人と考へ出して居た。
— 折口信夫 『最古日本の女性生活の根柢』 青空文庫
堀氏は、日本の新旧生活様式に対して、まるで異郷人がする様に、えきぞちつくな目を瞠つてゐる。
— 折口信夫 『『絵はがき』評』 青空文庫
それから、自分は異郷人で、場所はづれの者だといふ氣がしてゐた。
— PECHEURS D'ISLANDE 『氷島の漁夫』 青空文庫
貿易のために堺の町に集まってくる異郷人のうちで洗礼を受けたものはそれよりも多かった。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
作例 · 標準
かつて、異国から訪れた異郷人は、その地の文化に驚嘆し、また戸惑うこともあった。
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都会の喧騒の中で、彼は自分がまるで異郷人にでもなったかのような孤独を感じていた。
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新しい地域に馴染めず、異郷人としての感覚が拭えないという声も聞かれる。
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彼女の醸し出す独特の雰囲気は、周囲に異郷人のような神秘性を与えていた。
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