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繽紛

ひんぷん
形容詞-たる副詞-と
1
標準
jumbled
文例 · 用例
繽紛と散る雪紙の中で、むす子は手早く取替えて、かの女にナポレオン帽を渡した。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
屋台の裏にも山桜の大木三本有之、微風吹き来る度毎に、おびただしく花びらこぼれ飛び散り、落花|繽紛として屋台の内部にまで吹き込み、意気さかんの弓術修行者は酔わじと欲するもかなわぬ風情、御賢察のほど願上候。
太宰治 花吹雪 青空文庫
古今東西を通じて、かかるみじめなる経験に逢いし武芸者は、おそらくは一人もあるまじと思えば、なおのこと悲しく相成候て、なにしろあれは三百円、などと低俗の老いの愚痴もつい出て、落花繽紛たる暗闇の底をひとり這い廻る光景に接しては、わが敵手もさすがに惻隠の心を起し給いし様子に御座候。
太宰治 花吹雪 青空文庫
で絶えず繽紛と散った。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
北風つよく吹きて、地上の雪、まき上げられて、空に繽紛たるに、寒さも忘れて、覺えず見とれたること幾たびなるを知らず。
大町桂月 冬の榛名山 青空文庫
折ふし延宝二年|臘月朔日の雪、繽紛として六美女の名に因むが如く、長汀曲浦五里に亘る行路の絶勝は、須臾にして長聯の銀屏と化して、虹汀が彩管に擬ふかと疑はる。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
右も桜左も桜、上も桜下も桜、天地は桜の花にうずもれて白一白、落英繽紛として顔に冷たい。
佐藤紅緑 ああ玉杯に花うけて 青空文庫
嵯峨の春を傾けて、京の人は繽紛絡繹と嵐山に行く。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
作例 · 標準
祭りの後の広場には、色とりどりの紙吹雪が繽紛として散らばっていた。
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彼の机の上には、書きかけの原稿や資料が繽紛として積み重なっている。
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春風に吹かれて、桜の花びらが繽紛と舞い落ちる様は実に見事だった。
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2
標準
scattered randomly about (small items)
作例 · 標準
宝石箱をひっくり返したような、繽紛とした星空が夜の砂漠に広がっていた。
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その古い寺院の庭には、名もなき野花が繽紛と咲き乱れている。
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彼女の記憶の中では、幼い日の断片的な映像が繽紛として浮かんでは消えた。
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