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蹂口

蹂口
名詞
1
標準
文例 · 用例
蹂口のような戸口が南向になっていて、東の窓の外は狭い庭を隔てて、直ぐに広い往来になっているからであろう。
森鴎外 青年 青空文庫
一巡して来て、蹂口に据えてある、大きい鞍馬石の上に立ち留まって、純一が「午から越して来ても好いのですか」と云うと、蹲の傍の苔にまじっている、小さい草を撮んで抜いていた婆あさんが、「宜しいどころじゃあございません、この通りいつでもお住まいになるように、毎日掃除をしていますから」と云った。
森鴎外 青年 青空文庫
お雪さんの体がしなやかに一捩り捩られて、長い書生羽織に包まれた腰が蹂口に卸された。
森鴎外 青年 青空文庫