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粗画

そが
名詞
1
標準
文例 · 用例
呉昌碩や王一亭の粗画も一寸した家の客間には見られるやうになつた。
大正十四(一九二五)年 茶話 青空文庫
その趣のよいのみならず、これほどの粗画にこの場所から家の構造から何から何まで悉く現はれて居るといふのは到底文鳳以外の人には出来る事でない。
正岡子規 病牀六尺 青空文庫
このほかに何とかいふ粗画の本で、拙い俳句の賛があるのは悪かつたが、その粗画は沢山あるが悉く月樵の筆であつて、しかも一々見てゆくと、一々にうまい趣向のある本を、或人に見せられたことがある。
正岡子規 病牀六尺 青空文庫
「ははあ、そうでしょうか」 ――そういうものかと、武蔵はこれから折あるごとにこの絵を眺めていたのであったが、光悦にいわれて見てから、なるほど、それは一見単純な墨一色の粗画に過ぎないが、その中に持っている「単純なる複雑」に、彼もようやく少しずつ眼をひらいて来た。
風の巻 宮本武蔵 青空文庫
詩文でも小品短篇が発達して居て絵画でも疎画略筆が発達して居る。
正岡子規 墨汁一滴 青空文庫