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招じる

しょうじる
動詞
1
標準
文例 · 用例
)とも言えば、(綾を織り、錦を敷きて招じる
泉鏡花 貝の穴に河童の居る事 青空文庫
それに、招じるがよいであろう」「しからば――」 と、錆ごえが答えて、「おのおの、御用意――」 と、言ったと思うと、サッと、急に、かごの垂れが上げられる。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
しかし、父の酒飲みなのを知って舅たちが毎夜酒宴を張って、料亭に招じるのを、あたしは見まい聞くまいとばかりしていた。
長谷川時雨 渡りきらぬ橋 青空文庫
私か妻かがその姿に気づいて招じると、縁側に腰を下すこともあったが、お茶を一杯飲むだけですぐに立ち上った。
豊島与志雄 絶縁体 青空文庫
その手を差しのべて、房一を座蒲団の上に招じると、自分も対ひ合つて座を占めた。
田畑修一郎 医師高間房一氏 青空文庫
晩翠先生、同奧樣』 折あしく主人は上京中で私には鯉幟の説明も出來ぬが折角訪ねて來てくれた事故、とも角も座敷へと思つて招じると、サンキューと/\云ひながら靴のまゝで疊に上るので、まだ日本の土をふむでから間もない客と直にわかつた。
土井八枝 隨筆 藪柑子 青空文庫
私はこの間のことがあるので、なんとなく老人に向って目礼をすると、先方も犬を叱りながら焚火の方へ私を招じるような態度を示し、それで私は「こんちわ」といいながら、二人のそばへ寄って行きました。
三好十郎 樹氷 青空文庫
私はうすぐろくなったサンダルを隅っこの方にならべると女中の招じる部屋、つまり彼がどっかりあぐらをかいている六畳の青畳の上へ近よった。
久坂葉子 灰色の記憶 青空文庫
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