青僧
あおぞう
名詞
標準
文例 · 用例
今の青僧の五十両ですが、ありゃたしかに掏摸れたんですよ」「どうしてまたそれを知ってじゃ」「いるんですよ、一匹この街道にね。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
足の早えのも、ちッとおかしいが、今登っていったばかりなのに、あの青僧がきょときょと入れ違げえにおりて来たんだからね、てっきりさっきの娘がちょろまかしたに違げえねえんですよ」 言っているとき、またひとりそわそわしながらおりて来た五十がらみの、同じように講中姿した男がありました。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
せがれの青僧が、粂五郎が逃げ出しやがったんですよ!
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
この一世紀のあいだ、世界の一流の探検家でさえ一人も成功したものがないというのに、この青僧は事もなげに「西蔵のラッサへ入って」などというのだ。
— 久生十蘭 『新西遊記』 青空文庫