走り書き
はしりがき
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #32431 · 青空 197 例
標準
scribbling
文例 · 用例
―― 吉田は、紙切れに鉛筆で走り書きをして、母に渡した。
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
走り書きの短い手紙で、よんどころない訳があって死にますから先立つ不孝はゆるしてくださいというようなことが書いてあったので、おふくろはまたびっくりして、すぐにその書置をつかんで私のところへ飛んで来ました。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
こうしてペンを握ったまま、目を閉じると、からだがぐいぐい地獄へ吸い込まれるような気がして、これではならぬと、うろうろうろうろ走り書きしたるものを左に。
— 太宰治 『古典竜頭蛇尾』 青空文庫
なにしろ鉛筆の走り書きで、文字も今は朦朧となっているが、読む事数行にして、博士はにわかに愕然たる様子で、「ホー、怪異!
— 押川春浪 『南極の怪事』 青空文庫
それには鉛筆の走り書きで――「今夜十時中之島公園、図書館の前で待つ」 隼 豹吉へ 二伸 亀吉の二千円は掏らせて貰った。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
四五三号室 須賀信吉(われわれは軽佻か倦怠かの、どちらか一方に陥ることなくして、その一方をまぬがれることは出来ない)三三三号室様 そう走り書きすると、「これ渡して置いてくれませんか」 そして、四階の自分の部屋へ上って、支度をすると、東京劇場へ出掛けた。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
自分の現状を報じ、芸術の傾向を語り、ちょっとした走り書きの旅行便りからも、かの女はむす子がこの稚純晩成質の母である自分を強くし、人生の如何なる現実にも傷まず生きられるよう、しっかりした性根と、抵抗力のある心の皮膚を鍛えしむるよう心懸けている本能的なものが感じられた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
毒々しいネオンサインをくねらせた飾窓の硝子には白墨で「踊り無料」と斜に走り書きがしてあった。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
作例 · 標準
会議中にメモを走り書きした。
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彼はいつも走り書きなので、解読するのが難しい。
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急な連絡事項を、紙に走り書きして渡した。
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