滑り出す
すべりだす
動詞-五段-サ行動詞-自動詞
標準
to start sliding
文例 · 用例
それが父親に会つて以来は益々ペラペラと外国語を喋舌べれるようになると不思議と、何うしても日本語では云ひ憎い感情でも思ひのたけでも難なく滑り出すのが吾ながら異様だつた。
— 牧野信一 『熱海線私語』 青空文庫
その間に、委細構わず最後の板梯子は引き下ろされ、船と波止場との接続は断たれて、船は、静かに岸壁に沿って滑り出す。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
針にのった静かな心が、枠に対うと自然に滑り出す。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
」「役人をやめて、友人の仕事を手伝つてゐるンですが、資金関係と、統制で、いまのところ、手も足も出ないンです」「統制々々、税金々々で、どうも、我々の仕事はうまく滑り出す事が出来ません。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
再び部隊長をのせた船が滑り出すと、送るもの、送られるもの、互に万感をこめて礼を交す。
— 岸田國士 『従軍五十日』 青空文庫
平らだと思うと滑り出す。
— 板倉勝宣 『五色温泉スキー日記』 青空文庫
やがて自分の番なので決心を固めて滑り出すと、果して大変速くなった。
— 板倉勝宣 『五色温泉スキー日記』 青空文庫
このモゴ/\、フワ/\、モヤ/\が、最前も云つた春団治独自の言葉の魔術で、これあつて「らくだ」の紙屑屋は世にも他愛なくあのばくち打にきめ付けられて、ツ、ツ、ツツーと滑り出すやうに二度も三度使ひにやられた。
— 正岡容 『初代桂春団治研究』 青空文庫
作例 · 標準
傾斜が急になった途端、積んでいた荷物がトラックの荷台からゆっくりと滑り出した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
氷の上に乗ったそりが、重力に引かれて斜面を音もなく滑り出す。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
地震の揺れによって、棚の上に置いてあった花瓶が端の方へと滑り出した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
to make a start
作例 · 標準
霧が晴れるとともに、豪華客船が静かに港から滑り出していった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
緊張感に包まれた会場で、ピアニストの指が鍵盤の上を滑り出すように動き始めた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
新しい人生が今、静かに滑り出すような感覚を覚えながら、彼は駅のホームに立った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview