御会式
おえしき
名詞
標準
文例 · 用例
会場へ這入ると、回向院の相撲か本門寺の御会式の様に幾流れとなく長い旗を所々へ植え付けた上に、世界万国の国旗を悉く借りて来た位、縄から縄、綱から綱へ渡しかけて、大きな空が、いつになく賑やかに見える。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
会場へはいると、回向院の相撲か本門寺の御会式のように幾旒となく長い旗を所々に植え付けた上に、世界万国の国旗をことごとく借りて来たくらい、縄から縄、綱から綱へ渡しかけて、大きな空が、いつになく賑やかに見える。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
千代 今日は最勝寺さまの御会式ぢやさかいに、死んだ娘と、この子の父御の供養しておぢやつた。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
丁度|御会式の前日なので混雑してゐる」と、云ふ意味だつたのだ。
— 菊池寛 『世に出る前後』 青空文庫
ほのじろくお会式桜枝に咲き時雨降るなる三島宿かな 御会式桜とは池上の御会式の頃即ち柿の実の熟する頃に返り咲く種類の桜のことでもあらうか。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
旅の帰りに三島明神のほとりを通ると葉の落ちた枝に御会式桜が返り咲いてゐて珍しい、そこへ時雨が降り出した。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
毎年十月十八日の彼の命日には、私の住居にほど近き池上本門寺の御会式に、数十万の日蓮の信徒たちが万燈をかかげ、太鼓を打って方々から集まってくるのである。
— ――予言僧日蓮―― 『学生と先哲』 青空文庫
フランスのある有名な詩人がこの御会式の大群衆を見て絶賛した。
— ――予言僧日蓮―― 『学生と先哲』 青空文庫