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ぶす

ぶす
名詞
1
標準
文例 · 用例
この中で、我が奥常念は一と際高い、殊に蝶ヶ岳に向って低く下っているところは、波の如き山を躍らすこと七、八峰、峰は皆磐石を畳んだもので、石は皆裂け、偃松と、岩ぶすまという地衣が布いているばかり、この方面から常念を望むと、前の婉容はなくなって、見上げるように急峻に尖っている。
小島烏水 奥常念岳の絶巓に立つ記 青空文庫
が、壊われなかったので、此の世の中でも踏みつぶす気になって、自棄に踏みつけた。
葉山嘉樹 セメント樽の中の手紙 青空文庫
線香をいぶすのにも、お経を読むのにも早過ぎた。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
子供を負んぶすることでさえも、非常に肩が痛く、また重いものである。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
だが、それは承認されないよ、そしておれの顔も踏みつぶすつもりなんだな」チーフメーツは自分の手で納めたかった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
それから、あなたの顔をつぶすとかつぶさないとか言うのは、おかしいと思います。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
で船長へ渡すことを頼めば『おれの顔をつぶす』といわれるのですね」「そうではないか、おれの言うことを聞かんじゃないか」チーフメーツは一つグッと押した。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
「それではあなたは、私たちの要求書の決定権を持たないというときながら、握りつぶす権利を持ってることになりはしませんか、握りつぶすことは否定することじゃありませんか、否定する権利だけ持っていて肯定する権利を持たないと言うことは、このごろの流行にしても、理屈には合わないじゃありませんか。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫