商売柄
しょうばいがら
名詞副詞
標準
nature of one's business
文例 · 用例
ただ男に対してだけは、ずばずば応対して女の子らしい羞らいも、作為の態度もないので、一時女学校の教員の間で問題になったが、商売柄、自然、そういう女の子になったのだと判って、いつの間にか疑いは消えた。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
しかし自分たちが迂濶に釣ったり、網を入れたりすると、商売柄だけにすぐに眼につくという懸念から、ふだんから心安い藤吉を抱き込んで、こいつにそっと釣らせていたんです。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
半七も商売柄で、ふと立ちどまってその横町をのぞくと、弁慶縞の浴衣を着た小作りの男がその群れをはなれて、ばたばた駈けて来た。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
商売柄で若い時には随分浮いた噂もきこえたが、この十年以来は慾一方に凝り固まっているとかいうので、近所の評判はあまり好くなかった。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
所で講談師も商売柄、能く種詮索もする。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
その中央によろめき出た万延寺の和尚は、さすがに商売柄、着流しの上に略袈裟を掛けていた。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
もうアンタに先手を打たれたか」「先手なら商売柄アンタの方じゃろう。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
入らつしやいと云ひながら好く視ると、どの人も覚えのある顔で、半月ほど前にこゝらへ来て、測量をしたり杭を打ち込んだりして行つた復興局の人達でしたから、わたしも商売柄、先日はご苦労様でしたとか何とか挨拶をして、さてお誂へを訊くと、サラダか何かのあつさりしたもので、ビールを飲ませろと云ふんです。
— 岡本綺堂 『赤い杭』 青空文庫
作例 · 標準
銀行員である彼は、常に冷静沈着で、顧客の情報を細心の注意を払って扱う。まさに「商売柄」だな。
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セールスマンの彼女は、誰とでもすぐに打ち解けられる明るさを持っている。これも「商売柄」だろう。
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「商売柄」、私は常に相手の立場になって物事を考えるようにしています。
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