摂海
せっかい
名詞
標準
文例 · 用例
今さらあの制度を復活するとなると、当時幕府を代表して京都の方に禁裡守衛総督摂海|防禦指揮の重職にある慶喜の面目を踏みつぶすにもひとしい。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
禁裡守衛総督|摂海防禦指揮の重職にあって、公武一和を念とし、時代の趨勢をも見る目を持ったこの人は、何事にも江戸を主にするほど偏頗でない。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
当時朝廷之御様子及幕府ニもいまだ長州の義かた付不申、其上今年ハ外国人摂海へ定約開港の申立ニも相成、実ニ神州之大事此時にあたりて紀土の争を生じ候バ尤可恐事ニ在之候間、何卒都合宜きよふ仕度候。
— イロハ丸航海日記 『坂本龍馬手記』 青空文庫
三 一ツ橋慶喜は、摂海警備視察という触れで、十二月には、入洛の予定だった。
— 吉川英治 『松のや露八』 青空文庫