火明り
ひあかり
名詞
標準
firelight
文例 · 用例
その火明りが昼間ながら、ちょうど夜更けのような気持をさせた。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
女の膝のところには焚火の火明りがうつっているから、暁が未だほの暗いのであるが、太陽が暫くするとのぼる気配を示して、黄色の光の放射しかけているように画いている。
— 斎藤茂吉 『リギ山上の一夜』 青空文庫
心の中じゃ身顫いの出るほど嫌ってるんだが、あまり素気なくすると許嫁のところへ暴れ込まれ、せっかく纏りかけた縁談をぶち毀されないものでもないと思って、誘われれば嫌々ながら出かけて行くといったわけあいらしいんです」 火明りに映った顔 源内先生は、ぶつくさ。
— 山王祭の大象 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
(空の火明りは急速に赤くなり、その反映が三人の顔に赤く映るぐらいになる)仙太 おお!
— 三好十郎 『斬られの仙太』 青空文庫
(空の火明りは急速に赤くなり、その反映が三人の顔に赤く映るくらいになる)仙太 おお!
— 三好十郎 『天狗外伝 斬られの仙太』 青空文庫
それは川の上の繋ぎ船で焚く火明りの、ちらちらと頼り無げな焔の色と共に、初冬の宵のしみとおるような寒さを際だたせるものだったが、そのときの又三郎にはなにやら懐かしく、できたらその仲間へはいってゆきたいような、誘惑をさえ感じた。
— 山本周五郎 『野分』 青空文庫
すると、いきなりぱっと赤い大きな火の色が眼へとびこんだ、こっちが見たというより、火明りのほうでとびこんだという感じだった。
— 山本周五郎 『柳橋物語』 青空文庫
すると…… ふと暗くなりかけた焚火明りから二、三間ほど先の草むらで、何か、ごそりと、獣でも這ったような物音がした。
— 地の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
暖炉で燃える火明りを頼りに、祖父は椅子に座って古い日記を読み返していた。
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キャンプファイアの火明りに照らされた友人たちの顔は、皆一様に輝いて見えた。
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真っ暗な洞窟の中で松明を掲げると、火明りが岩壁に奇妙な影を映し出した。
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