山繭
やままゆ異読 てんさん・ヤママユ
名詞
標準
Japanese oak silkmoth (Antheraea yamamai)
文例 · 用例
(「山繭」一九二六年十一月号)
— 中原中也 『夭折した富永』 青空文庫
× 文藝城、新思潮、眞晝、葡萄園、山繭、驢馬等、目星しい同人雜誌の十二月號の出ないのはどうしたことか。
— 『青空』記事 『「青空語」に寄せて(昭和二年一月號)』 青空文庫
朝と晩に膿を吸い取るために当ててある山繭とガアゼを、自分でピンセットで剥がしちゃ取り替えていましたけれど、見ちゃいられませんでしたわ。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
お納戸の絹セルに、ざっくり、山繭縮緬の縞の羽織を引掛けて、帯の弛い、無造作な居住居は、直ぐに立膝にもなり兼ねないよう。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
粗末ではあるが春着にでもと送ってくれた一反の山繭が、丁度お目見得の晴着となったのであった。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
「……上田太織の鼠の棒縞、黒の小柳に紫の山繭縞の縮緬を鯨帯とし、下着はお納戸の中形縮緬、お高祖頭巾を手に持ちて乱れし鬢の島田髷……」 これで見ると太織だの山繭縮緬、普通の縮緬などを多く用いたらしく、色合は鼠だの紫がかったもの、お納戸色などがその好みだったらしい。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
玄関に上りこむなり荷をひろげて、山繭の屑糸からとれた丈夫な絹綿だと云い、足でふんづけたり手綱によじってみせたりして、「これこの通り!
— 矢田津世子 『鴻ノ巣女房』 青空文庫
一、作品、「風景」(一九二六年、山繭)、「ルウベンスの僞畫」(一九二七年、山繭)、「不器用な天使」(一九二九年、文藝春秋)。
— 堀辰雄 『新人紹介』 青空文庫
作例 · 標準
昔、山繭から取れる絹糸は、最高級品として重宝されていた。
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里山保全活動の一環として、山繭の生息環境を守る取り組みが行われている。
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子供の頃、山繭の繭を拾って、その大きさに驚いたことがある。
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