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来云

らい云
名詞
1
標準
文例 · 用例
これは方則の中に含まれた概念の変化であって、それが元来云い表わす当面の事実の変化ではない。
寺田寅彦 方則について 青空文庫
数年来云われて来たインフレ出版の現象は、急速な社会全般の情勢のうつりかわりとともにこれ迄の文化伝統が変動しつつあることの一つの相貌として、云ってみればこれ迄出版業者にとって未開拓の地であった女性の世界へ次第に進出して来たのだと思える。
宮本百合子 女性の書く本 青空文庫
けど、奥はんが大層同情して、けっとどうぞしてやるさかいに又明日|来云うてやった。
宮本百合子 栄蔵の死 青空文庫
今日の現実にあって、従来云われて来た種類のヒューマニズムが多くなすところあり得ないという実際を、いかに身にひき沿えて自覚し、その自覚からどう抜け出してゆくかということにこそ、最近日本の文学にヒューマニズムの唱えられて来た将来への意義がこもっているのである。
宮本百合子 今日の文学の展望 青空文庫
併し何と云っても、哲学が常識から出発しなければならぬということは、古来云われている通りの真実である。
戸坂潤 哲学の現代的意義 青空文庫
ヘーゲル以來云ひ古した通り、顏料をとるか石塑をとるか樂器をとるかは、藝術家の世界に對して――その創造と生命とに對して――決定的の意味を有する事件である。
阿部次郎 三太郎の日記 第一 青空文庫
カント以來云ひ古されたやうに、善人とは善き意志である。
阿部次郎 三太郎の日記 第三 青空文庫