眼点
がんてん
名詞
標準
eyespot
文例 · 用例
)それともも少し上等になると、例へばヴィオロンの批評には、「まづ、ボーイングはと……つまりボーイングなる眼点よりしてこの提琴演奏家はと……」といつた具合らしく、発表された批評文恰かも生理衛生の答案みたいなのがあるのである。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
高原地方や山麓の焼土に多く生棲していて、特に夏の日中に飛翔する小虫を捉えた着眼点にある。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
これは甲と乙とで着眼点がちがうためだと云えばそれまでである。
— 寺田寅彦 『観点と距離』 青空文庫
下のほうからカメラを上向けに、対眼点を高くしてとったために三人の垂直線が互いに傾き合って天の一方に集中しようとした形に現われ、しかも三人の頭が画面の上端に接近しているのでいっそう不思議な効果を呈するのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
それ故に芸術の主眼点は、単に個々の事実や現象やを、無意味に書き並べることにあるのでなく、むしろこれ等の背後にある、真の「意味そのもの」を直覚し、直ちにこれを表現することに無ければならぬ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
一つ事業を始めるのに着眼点も眼新らしいし精力的でもある。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
吾々はこういう着眼点から、日本に於ける自然科学的知能を点検しなければならぬ。
— ――特に自然科学者に就て―― 『日本の頭脳調べ』 青空文庫
せまい、個人的なまとまりよさだけを眼目とする躾は、社会全体の幸福を目ざす、大きい着眼点に移されなければなりません。
— 宮本百合子 『新しい躾』 青空文庫
作例 · 標準
単細胞生物の眼点は、外界の光を感知するための単純な器官である。
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ある種類のクラゲには、単純な構造だが光を感知する眼点があることが知られている。
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