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女気

おんなぎ
名詞
1
標準
feminine spirit
文例 · 用例
女気なし、縦にも横にも自由に居られる。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
同じ日の夜に入つて、婿君から、先むじて親書が来て、――病床に臥してより、衣絵はどなたにもお目に掛る事を恥かしがり申候、女気を、あはれ、御諒察あつて、お見舞の儀はお見合はせ下されたく、差繰つて申すやうながら、唯今にもお出で下さる事を当人よく存じ、特に貴兄に対しては……と此の趣であつた。
泉鏡太郎 続銀鼎 青空文庫
女気に遠ざかる事、鞄を除いて十|里に余つた。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
「イヤお恥しいことだが僕は御存知の女気のない通り詩人気は全くなかった、『権利義務』で一貫して了った、どうだろう僕は余程俗骨が発達してるとみえる!
国木田独歩 牛肉と馬鈴薯 青空文庫
) かくて下枝は滑川の八橋楼の裏手より、泰助の座敷に入りたるが、浮世に馴れぬ女気に人の邪正を謀りかね、うかとは口を利かれねば、黙して様子を見ているうち、別室に伴われ、一人残され寝床に臥して、越方行末思い佗び、涙に暮れていたりし折から、かの八蔵に見とがめられぬ。
泉鏡花 活人形 青空文庫
「――二階を貸してやるというので、これ倖いとついて行ったら、なんと女気なしの針助の一人世帯、ちいと薄気味わるかったけど、今時空間なんて貸してくれる人は、ざらにいるわけじゃない。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
書記等は多分これはどこかから逃げて来た女気違だろうと思った。
太宰治 女の決闘 青空文庫
内の人の身分が好くなり、交際が上って来るにつけ、わたしが足らぬ、つり合い足らぬと他の人達に思われ云われはせぬかという女気の案じがなくも無いので、自分の事かしらんとまたちょっと疑ったが、どうもそうでも無いらしい。
幸田露伴 鵞鳥 青空文庫