間無し
まなし
名詞
標準
文例 · 用例
戦へば勝つ人も眠る間無し、小床無し、せめて今、銃叉むとひきかぶるものも無し。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
戰へば勝つ人も眠る間無し、小床無し、せめて今、銃叉むとひきかぶるものも無し。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
四種か五種の変化より無くて、日本のに比べては技巧の拙いことを思はせるのであるが、満一時間|少時も休む間無しに打上げられる壮観は、煙花は消えるもの、楽しさとはかなさとを続いて思はせるものだなどとは、夢にも思はれない華美な珍らしい感を与へられるのであつた。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
それがわたしに解る、そなたの鬱蒼たる枝葉が休む間無しに汗を流し、休む間無しに戦くので。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
それを繞つてマロニエの並木が明るい緑を盛上げ、そして人間と、自動車と、乗合馬車と、乗合自動車との点と塊が命ある物の整然とした混乱と自主独立の進行とを、断間無しに八方の街から繰出し、此処を縦横に縫つて、断間無しに八方の街へ繰込んでゐる。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
わたしは国に居た時に、朝起きても筆、夜が更けても筆、祭も、日曜も、春秋も、休む間無しに筆とつて、小鳥に餌をば遣るやうな気安い時を持たなんだ。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
四種か五種の變化より無くて、日本のに比べては技巧の拙いことを思はせるのであるが、滿一時間少時も休む間無しに打上げられる壯觀は、煙花は消えるもの、樂しさとはかなさとを續いて思はせるものだなどとは、夢にも思はれない華美な珍らしい感を與へられるのであつた。
— 與謝野晶子 『巴里の獨立祭』 青空文庫
それは非常に長い間、そして絶え間なしに吠え續けたので、最初のうちはそれと一緒になつて吠えてゐた犬共も、しまひには默つてしまひ、そしてもう横にならうともせず、その長い、細そりした、顫へてゐる肢で立つたまま、びくびくしてゐた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫