根を下ろす
ねをおろす
表現動詞-五段-サ行
標準
to take root
文例 · 用例
さもなければ地に根を下ろすことは出来ない。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
倭と離れて由良の手に附いた当時は、勿論、だから、由良君、由良君と、呼ぶにしても君づけだったが、だん/\由良が時をえて来るにつれ、いつかそれが由良さんになり座長になり、いよ/\「中洲」の芝居へ根を下ろすとなったその前後には、完全にもう旦那、旦那……面とむかってさえちゃんとそう呼んでいた。
— 久保田万太郎 『春泥』 青空文庫
科学は科学の批判にまで、そして夫を通して一般の事物の理論的(哲学的とも云う)批判――評論――にまで、根を下ろすことによって、初めて発生出来たのだし、又生長することも出来る。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
私は、女との間に、いかにも夫婦めいた「日常」がはじまり、それがいつとはなく根を下ろすのをおそれていたのだった。
— 山川方夫 『愛のごとく』 青空文庫
これは種痘がヨーロッパ大陸に根を下ろすよりずっと前のことであった。
— 伝記による医学史 『偉大な医師たち』 青空文庫
一時的な流行病のこともあるし病気がそのグループまたは地域に根を下ろすことによって風土病となる。
— Civilization And Disease (1943) 『文明と病気』 青空文庫
前の節に述べた状況によって1度バルカン半島の西にしっかりと根を下ろすと発疹チフスは野火のようにすべての方向に拡がった。
— ――専門家でない読者に必要な12章を含む発疹チフス一生の伝記 『ネズミ、シラミ、歴史』 青空文庫
きみは応接室にはいって、ドアをしめ、かけがねをおろすと、手ばやく豹の皮をぬいで、店員になりすまし、ドアが開かれるのを待っていた。
— 江戸川乱歩 『黄金豹』 青空文庫
作例 · 標準
新しい土地に引っ越してきたばかりだが、早く地域に根を下ろしたいと思っている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼の長年の努力が実を結び、ついにこの地域に確固たる基盤を根を下ろすことができた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
この思想は、人々の心に深く根を下ろし、長きにわたり影響を与え続けている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite