漢王
かんおう
名詞
標準
文例 · 用例
正統帝の御父宣宗皇帝は漢王|高煦の反に会いたまいて、幸に之を降したまいたれども、叔父の為に兵を動すに至りたるの境遇は、まことに建文帝に異なること無し。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
しかし『淵鑑類函』四三二、後漢王延寿王孫賦、既に酔い眠った猴を縛り帰って庭厩に繋ぐとあれば、郭璞に始まったとは大啌だ。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
岩のもの云う」と子供心にも面白くない初同が済んで、「そオれ漢王三尺のげいの剣」という序になると、翁はそれから先の上羽前の下曲の文句の半枚余りを「ムニャムニャムニャ」と一気に飛ばして、「思い続けて行く程に――イヨー。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
「ソラソラッ」 と張扇が鳴り響いて謡は又も、「そオれ漢王三尺の……」 と逆戻りする。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
「そオれ漢王三尺の」と文句が逆戻りする。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
百万人の敵を学びたる(仮定して)漢王も、亦た「死朽」といふ不可算の敵の前には、無言にして仆れたり。
— 北村透谷 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』 青空文庫
しかしその困苦に耐えきってついに漢王の都に帰ることができたではありませんか。
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫
伝えるところによればこれは陽列天の作で、漢王即位の時伶人この曲を奏し、一鼓を打って天下の和平を慶ぐという目出度い曲なのだ。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫