様多
ようさわ
名詞
標準
文例 · 用例
一つの花から採取した月見草の種子が、同一の土壌に埋められ、同一の環境の下に生い出ても、多様多趣の形態を取って萠え出ずるというドフリスの実験報告は、私の個性の欲求をさながらに翻訳して見せてくれる。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
中でも、モウパツサンなどは最も多様多趣な世相風俗を描いてゐる。
— 田山録弥 『小説新論』 青空文庫
四月二十八日才谷 龍菅野覚兵衛様多賀松太郎様追而船代の外二千金かりし所、是は必代金御周旋にて御下被成るよふ御頼み申候。
— 慶応三年四月二十八日 菅野覚兵衛、高松太郎あて 『手紙』 青空文庫
四月廿八日龍菅野様多賀様
— 慶応三年四月二十八日 菅野覚兵衛、高松太郎あて 『手紙』 青空文庫
自然の事物は多様多趣ではあるが、早いか晩いか、一度はその事物と同一の Constellation が生じて来なくてはならない。
— アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 『笑』 青空文庫
日本御料理仕出シ御旅館 日ノ出家日本食料品製造元特約代理店トシテ特別安価ニ販売仕候英国製毛布ヒザ掛類製産地直接取引ノ為メ日本ニ輸出|卸値ト同様多少ニ拘ラズ勉強|仕リ御便宜ノ為メ事務所トシテ日ノ出家ニ実物|取揃申居候|間御買上|被下度候 創業千九百八年矢野商会 これも書いた字。
— 黄と白の群像 『踊る地平線』 青空文庫
禅僧の肖像とても同様多く狩野であった。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
大小の島々に至りては数へつくしがたし、かかれば海岸の風光、つねに、大に多様多趣なるなきあたはず、そのながめや麗はしく、その彩色や明かなり。
— 蒲原有明 『松浦あがた』 青空文庫