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戯作三昧

げさくざんまい
名詞
1
標準
Absorbed in Letters (novel by Akutagawa)
文例 · 用例
即ち、氏は例へば、「戯作三昧」の如きに於て自己の体験を間接に取材化してはゐるが、現在までの処その直接に取材化された作品は全然無いと云つても好い。
――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 現代作家に対する批判と要求 青空文庫
「羅生門」「地獄変」「戯作三昧」その他、芥川龍之介の作品には歴史的な人物を主人公としたり、古い物語のなかに描かれている人物をかりた作品が多い。
宮本百合子 鴎外・芥川・菊池の歴史小説 青空文庫
「地獄変」「戯作三昧」にしろ、芥川龍之介が王朝の画匠や曲亭馬琴を主人公としてその作を書いたのは、決して所謂歴史小説を書こうためではなかった。
宮本百合子 鴎外・芥川・菊池の歴史小説 青空文庫
馬琴自身は芸術の問題として芥川が「戯作三昧」に描き出したテーマの性質に於ては、苦悩しなかった人である。
宮本百合子 鴎外・芥川・菊池の歴史小説 青空文庫
翌日読んで、思わず考えに耽った、戯作三昧の馬琴の心持を、又思い出さずには居られない。
宮本百合子 樹蔭雑記 青空文庫
あらゆるそういう動機によって、創作のモーティブが不純になる事を畏れて、戯作三昧の主人公のように、成べく、其を耳にしないようにするべきだろうか。
宮本百合子 樹蔭雑記 青空文庫
この感激を知らないものに、どうして戯作三昧の心境が味到されよう。
芥川龍之介 戯作三昧 青空文庫
一方、三馬は六樹園との競作の約束などはすっかり忘れて相変らず本石町新道の家で何ということない戯作三昧に日を送っていた。
林不忘 仇討たれ戯作 青空文庫
作例 · 標準
国語の授業で芥川龍之介の『戯作三昧』を読み、創作の苦悩について考えた。
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芥川の『戯作三昧』には、滝沢馬琴をモデルにした主人公が登場する。
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芸術家としての矜持を描いた『戯作三昧』は、彼の代表作の一つに数えられる。
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ウィキペディア

戯作三昧(げさくざんまい)は、芥川龍之介が1917年(大正6年)に発表した小説である。芥川が大学卒業後、海軍機関学校の教官を務めていた時期に新聞に発表した。老年期の曲亭馬琴を通じて、芥川自身の芸術観を表現した内容となっている。

出典: 戯作三昧 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0