にょろ
にょろ
名詞
標準
tilde
文例 · 用例
向うの溝から鰌にょろり、こちらの溝から鰌にょろり、と饒舌るのは、けだしこの水溜からはじまった事であろう、と夏の夜店へ行帰りに、織次は独りでそう考えたもので。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
映画「トルクシブ」を見たときに、スクリーンに現われた地図の上を一本の光の線で示された鉄路の触手がにょろにょろと南に延びて行ってヒマラヤの北に近づくを見た。
— 寺田寅彦 『北氷洋の氷の割れる音』 青空文庫
」 四「お痛え、痛え、」 尾を撮んで、にょろりと引立てると、青黒い背筋が畝って、びくりと鎌首を擡げる発奮に、手術服という白いのを被ったのが、手を振って、飛上る。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
一尺ぐらいずつ、おなじほどの距離をおいて、蜘蛛の巣と、どくだみの、石垣の穴と穴から、にょろりと鎌首を揃えたのが、姉さんの白い腰に、舌をめらめらと吐いているんじゃあないか。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
そして袋の口を解くと、にょろにょろと這出すのが、きっと一度、目の前でとぐろを巻いて、首を擡げて、その人間の顔を熟と視て、それから横穴へ入って隠れるって言います。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
が、実は蛇ばかりか、蜥蜴でも百足でも、怯えそうな、据らない腰つきで、「大変だ、にょろにょろ居るかーい。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
「どうもさっきは驚かされたね、汽車のなかでにょろにょろ這い出されちゃ堪まらないよ。
— 岡本綺堂 『深見夫人の死』 青空文庫
その蛇がにょろにょろと這いだして来て女の前へ集まって来た。
— 田中貢太郎 『蟇の血』 青空文庫
作例 · 標準
スペイン語の「ñ」には、上部ににょろが付いている。
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記号のにょろは、波線記号とも呼ばれることがある。
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プログラミングで文字列を扱う際、正規表現でよくにょろが使われる。
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