新宅
しんたく
名詞
標準
new house
文例 · 用例
そうして、若い娘と若い男二人がその奇抜な新宅の設備にかかっている間に、年老った方の男一人は客車の屋根の片端に坐り込んで手風琴を鳴らしながら呑気そうな歌を唄う。
— 寺田寅彦 『鴉と唱歌』 青空文庫
――五月雨の陰氣な一夜、坂の上から飛蒐るやうなけたゝましい跫音がして、格子をがらりと突開けたと思ふと、神樂坂下の其の新宅の二階へ、いきなり飛上つて、一驚を吃した私の机の前でハタと顏を合はせたのは、知合のその男で……眞青に成つて居る。
— 泉鏡太郎 『春着』 青空文庫
たけの事さへ無かつたら、私はこの幼馴染との奇遇をよろこび、あの新宅にもきつと立寄らせていただき、ゆつくり中里の話でも伺つたのに違ひないが、何せ一刻を争ふみたいに意味も無く気がせいてゐたので、「ぢや、また。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
正面の白壁はわが叔父の新宅であつて、高い酒倉は甍の上部を現はすのみ。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
新宅祝の宴会に死亡者を出したるは、深淵氏の為め、気の毒なりしと、近所にて噂し合へり。
— 森鴎外 『鼠坂』 青空文庫
収税吏に新宅の税を督促さる。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
昼から俊ちゃんなどと、じき隣の新宅へ遊びに行った。
— 寺田寅彦 『竜舌蘭』 青空文庫
当時取急ぎて普請せし芝の新宅は、未だ人の住着かざるに、はや日に黒み、或所は雨に朽ちて、薄暗き一間に留守居の老夫婦の額を鳩めては、寂しげに彼等の昔を語るのみ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
作例 · 標準
父が亡くなった後、彼は新しい家を相続した。
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都会から離れた静かな場所に、両親は新宅を建てた。
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結婚を機に、二人は都心に新宅を購入した。
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標準
branch family
作例 · 標準
この土地には、かつて祖父の建てた新宅があったそうだ。
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彼らは代々続く家業の傍ら、新しい家を新築し、移り住んだ。
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古い家を解体し、そこに新しい家を建てる計画がある。
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