神奈備
かんなび異読 かむなび・かみなび
名詞
標準
kannabi
文例 · 用例
神南(神奈備、神南備、神並)は神の即ち神のみである。
— 折口信夫 『用言の発展』 青空文庫
○神奈備の伊波瀬の杜の喚子鳥いたくな鳴きそ吾が恋益る 〔巻八・一四一九〕 鏡王女 鏡王女の歌である。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
此処の神奈備は竜田の神奈備で飛鳥の神奈備ではない。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
一首の意は、神奈備の伊波瀬の森に鳴く喚子鳥よ、そんなに鳴くな、私の恋しい心が増すばかりだから、というのである。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
してみれば、石城神社の旧境内はすなわちその神の神奈備で、神籠石が神奈備の境界石であったろうとの事実は、この石城山の実際と古地図古文書との対照によって、ますます明らかに証明せられるのである。
— 喜田貞吉 『周防石城山神籠石探検記』 青空文庫
石城山の神籠石が果して石城神社神奈備の境界であるとすれば、次に出て来る問題は石城神社の祭神だ。
— 喜田貞吉 『周防石城山神籠石探検記』 青空文庫
されば、その地方に秀でている石城山上のこの遺蹟はすなわち国造祖先の神奈備で、石城神社はすなわち国造の祖神天津彦根神を祀ったものと解すべきが至当であろう。
— 喜田貞吉 『周防石城山神籠石探検記』 青空文庫
例年ならば神奈備の杉むらがくれに、ちらほら花もまじらうといふ時分なのだが、今年はまだまだ、斑雪の方がはばを利かせてゐる始末だ。
— 『白鳳』第一部 『春泥』 青空文庫
作例 · 標準
遠くに見えるあの山は、古くから神奈備として崇められてきた聖地だ。
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この森の奥には、地元の人々が神奈備と呼ぶ神秘的な巨岩が鎮座している。
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祖父は、神奈備の信仰が日本の自然崇拝の原点だと教えてくれた。
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ウィキペディア
神奈備(かむなび・かんなび・かみなび)とは、神道において、神霊 が宿る御霊代(みたましろ)・依り代(よりしろ)を擁した領域のこと。または、神代(かみしろ)として自然環境を神体(しんたい)とすること。
出典: 神奈備 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0