才取り
さいとり
名詞
標準
brokering
文例 · 用例
兄の商売は落目になつて、月々の実入りだけでは暮しが立たないから、姉の夫がいくらかづゝ面倒を見て居たけれども、大工の方も雪が降り出すと仕事が丸潰れになるから、是れから朝の中だけ才取りのやうな事でもして行く積りだが、それが思ふやうに行くかどうか怪しい。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
おれは洋学は嫌いで、駒井の奴はドコまでも好かない奴だが、まさか駒井だって、才取りをするために洋学に志したのではあるまい。
— 山科の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
あの女は、金にさえなれば洋妾にもなり兼ねない女なんだから、駒井や我輩も同様に、学問そのものを利用して、大きな才取りができれば、それが専ら功名だと心得ている。
— 山科の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
』と奥さんが仰有いました」「成程」「ありますともと僕が意気込んだから、『でも株屋さんは困りますよ』と来ました」「はゝあ」「株屋でも私のような才取りは問題になりませんが、大きな店の若旦那なら如何ですかとやりました。
— 佐々木邦 『勝ち運負け運』 青空文庫
逢曳き宿の才取り婆め」 婆は手をやめた。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
「あの法斎法斎ッて、お湯が怒ッてくるのは、仕掛があるんですとさお嬢様」「まあ……そうかえ」「あの子供たちには、才取りをする大人が居て、網小屋の中で、手の音をききながら加減をするんですッて」「そんなことは、知らない方がいいのだよ。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
その上にまだ仲に立つ才取りのような者があって、鞘を取って売るつもりで、一時買っておいてまた糶らせる。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫
何となしの可能として考えられていた条件を一さいとりはらった上で組立てられなければならないわけですから。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
不動産の才取りは、専門的な知識と交渉術が求められる仕事だ。
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彼は、その才取りの腕で多くの企業間の取引を成功させてきた。
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紛争当事者間の才取り役として、中立的な立場での解決を目指した。
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標準
handing materials up a ladder (to a plasterer)
作例 · 標準
左官職人の才取りをするのは、見習いの大事な仕事の一つだ。
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高い足場での才取りは、足元に注意が必要で熟練の技が求められる。
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親方は、弟子の才取りの速さと正確さに目を細めた。
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標準
pole used to hand things up a ladder
作例 · 標準
足場が不安定な場所で作業するために、才取りを使って資材を上げた。
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彼は、長い才取りを巧みに操り、屋根の上の職人に瓦を渡した。
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昔の職人たちは、独自の才取りを工夫して作業効率を上げていたという。
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