白紋
しろもん
名詞
標準
文例 · 用例
が、雪のやうに白い白紋綸子の振袖の上に目を覚むるやうな唐織錦の裲襠を被た瑠璃子の姿を見ると、彼は生れて初めて感じたやうな気高さと美しさに、打たれてしまつて、神官が朗々と唱へ上げる祝詞の言葉なども耳に入らぬほど、ぢつと瑠璃子の姿に、魅せられてゐた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
信綱の子輝綱は、従士十数名と共に、馬印も掲げず秘かに城へ向うを、地白紋登りはしごの総帥旗の下に、地白紋赤き丸三つの旗掲げた戸田氏鉄と共に、本営に指揮して居る信綱に見付かった。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
が、雪のように白い白紋|綸子の振袖の上に目も覚むるような唐織|錦の裲襠を被た瑠璃子の姿を見ると、彼は生れて初めて感じたような気高さと美しさに、打たれてしまって、神官が朗々と唱え上げる祝詞の言葉なども耳に入らぬほど、じっと瑠璃子の姿に、魅せられていた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫