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伊勢乞食

いせこじき
名詞
1
標準
beggars at the Ise Grand Shrine
文例 · 用例
わりゃ、伊勢乞食やぞ、杭(食い)にかかったらなんぼでも離れくさらん。
織田作之助 放浪 青空文庫
わりゃ、伊勢乞食やぞ、杭(食い)にかゝったらなんぼでも離れくさらん。
織田作之助 放浪 青空文庫
近江泥棒、伊勢乞食と、矢張り一口に云われる人間が、入込んできて、大阪人になっている――紀州、大和――とにかく、東西南北から他国人が入込んできている。
直木三十五 大阪を歩く 青空文庫
「近江泥棒、伊勢乞食」といふ様なものである。
福士幸次郎 津軽地方特有の俚諺 青空文庫
伊勢の人は斯様な光栄ある土地に住んでおりながら、どうしたものか「伊勢乞食」というロクでもない渾名をつけられていることは甚だ惜しいことであります。
間の山の巻 大菩薩峠 青空文庫
伊勢乞食」という渾名がどこから出たか、それにはいろいろの説があります。
間の山の巻 大菩薩峠 青空文庫
酔ってはいながらも、性根を失わない道庵は、さすがにそこに気がついたと見えて、急に、「ハ、ハ、ハ」と、いやに笑いくずして、「と、いったものさ、近江の人に言わせると、近江泥棒、伊勢乞食というあれは、語呂の間違いで、本当は近江殿御に伊勢子正直というんだそうだ、その方が正しいのだそうだ。
農奴の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の御蔭参りの際には、街道に並ぶ伊勢乞食が参拝客から多くの施しを受けていた。
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伊勢乞食といっても、中には勧進聖のような役割を果たしていた者もいたそうだ」
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伊勢神宮の門前町では、参拝客の増加に伴って伊勢乞食の数も膨れ上がったという。
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史料によれば、伊勢乞食たちは独自の集団を形成し、ナワバリを厳格に守っていた。
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2
標準
successful but stingy merchants from Ise
作例 · 標準
江戸の町衆は、堅実な商売で財を成す伊勢商人に対し、親しみを込めつつも「伊勢乞食」と皮肉を込めて呼んだ。
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「あそこのご隠居は、伊勢乞食なんて仇名を付けられるほど始末に厳しい人だったが、おかげで店は安泰だった」
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伊勢乞食と揶揄された彼らの徹底した節約精神こそが、数多くの老舗企業の礎となったと言っても過言ではない。
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伊勢乞食と言われても、質素倹約を旨とするのが真の商人(あきんど)というものだ」
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