賭碁
かけご
名詞
標準
文例 · 用例
学生の癖に、悪く、商売人じみた、はなを引く、賭碁を打つ。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
こんな日には賭碁でもしたら気が引立つかも知れない。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
君のやうに賭碁をやるやうに墮落しちや、かういふ趣味は解らんだらう?
— 石川啄木 『我等の一團と彼』 青空文庫
阿部忠五郎と云う男は元より碁に負ける様な者ではない、碁は三段から打ちまして田舎廻りの賭碁で食っている。
— 三遊亭圓朝 『業平文治漂流奇談』 青空文庫
この碁会所は、元来僕の大精神によつて、断乎賭碁を厳禁したので、松原署の特高係Tさんといふ会員までできたほどだ。
— 坂口安吾 『囲碁修業』 青空文庫
神田の甚八といえば江戸|名題の賭碁のアンチャン。
— その七 石の下 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
もっとも初めは指南だけであったが、いつの間にか、賭碁が専らになり、そのほうの収益も尠くない。
— 吉川英治 『魚紋』 青空文庫