忝い
かたじけない
形容詞
標準
grateful
文例 · 用例
」「いや、どういたして、忝い。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
忝いこの大自然界の荘厳相の微塵でもこの凡下の私が知り得よう筈もなかつた。
— 北原白秋 『「白秋詩集」序』 青空文庫
子供に還らなければ、何一つこの忝い大自然のいのちの流をほんたうにわかる筈はありません。
— 北原白秋 『とんぼの眼玉』 青空文庫
その時に得た懸賞金の十円位、有難く忝い金はなかった。
— 菊池寛 『天の配剤』 青空文庫
いや、それは段々お世話にもなつた、忝いと思うた事も幾度か知れん、その媛友に何年ぶりかで逢うたのぢやから、僕も実に可懐う思ひました」 宮は泣音の迸らんとするを咬緊めて、濡浸れる袖に犇々と面を擦付けたり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
忝い、折角の御忠告ぢやから今後は宜い、気を着くるです。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
それを聞いた馮大監は、大いに面目を施して忝いと、大よろこびで辺境の首都さして帰っていった。
— 海野十三 『軍用鮫』 青空文庫
こうした御事は世を平和にお治めなされたいという忝い大御心から出るのであって有り難いものなのである。
— 鴨長明 『現代語訳 方丈記』 青空文庫
作例 · 標準
「まさかお招きいただけるとは、かたじけない限りでございます。」と彼は深々と頭を下げた。
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旅先で困っていたところを助けていただき、まことに忝い。
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このような大役を仰せつかり、かたじけない気持ちでいっぱいです。
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