退路を断つ
たいろをたつ
表現Godan verb with 'tsu' ending
標準
to cut off the retreat
文例 · 用例
財布の口を絞められて追い詰められたおっさんは、息子たちの退路を断つために工場に火を付け、ついに精神病院に閉じ込められて幕となる。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
そのくせ腰のひねりは岸のほうへ廻りこんでいて、さむらいものの退路を断つような構えになっている。
— 鎌いたち 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
「おれの首をねらってるんだ」と半兵衛はささやいた、「踏み込んで来たら出さんは庭へとびだしてくれ、敵の退路を断つんだ、斬合いはおれが引き受けるから安心しろ」七 その離れは川に面して広縁があり、左は渡り廊下、右へ鍵の手に曲がると手洗い場になっている。
— 山本周五郎 『艶書』 青空文庫
そのとき万三郎と兵馬は、橋をうしろにして、与石藤十郎の一隊と共に、行列の退路を断つように位置していた。
— 山本周五郎 『風流太平記』 青空文庫
そのまに松永三好の軍勢やら、湖北の味方が、信長の退路を断つ。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
その目的は、すでに山へかかっていると観た敵勢の退路を断つにあった。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
すると、後方の湖を渡って、曹操の軍が退路を断つと聞えたので、あわてて後陣へ退き、その後陣も危なくなったので、またも十数里ほど退却した。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫
また、北門は江へ舟を出して、夜中に対岸へあがり、これも、玄徳の退路を断つべく、枚をふくんで待機する。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
彼は安定した公務員の職を辞めて起業し、自らの退路を断つ決断を下した。
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背水の陣を敷くことで兵士たちの退路を断ち、死に物狂いで戦わせる作戦をとった。
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「絶対に合格する」と周囲に宣言することで、自分を追い込み退路を断った。
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