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赤痣

あかあざ
名詞
1
標準
文例 · 用例
いきなりそう言われて自分は、自分の顔の半面にべったり赤痣でもあるような、みにくい不具者のような、みじめな気がしました。
太宰治 人間失格 青空文庫
はたしてそんな物ありましょうかな」こう云ったのは赤痣のある武士。
国枝史郎 神秘昆虫館 青空文庫
「おッ」と叫んだは赤痣のある武士、二番手として進んで来たが、凄い気合、素晴しい剣技、目前味方の斃されたのを見ると、居縮だように棒立ちになった。
国枝史郎 神秘昆虫館 青空文庫
七ヶ月か八ヶ月目に、縁側から足を踏み外して落っこったため、生れた赤ん坊が、顔半分すっかり赤痣になっているというようなこともあるそうですよ。
豊島与志雄 幻の彼方 青空文庫
手の指がくっついてたり足が曲ったり、身体の方々に赤痣があったり、……そんな子供を生んでも宜しいんですか。
豊島与志雄 幻の彼方 青空文庫
……ここではお話しにくうございますので、お手間は取らせませんから、どうか、そのへんまで……」   赤痣 万年橋の鯨汁。
蠑※ 顎十郎捕物帳 青空文庫
……あっしも出かけて行って湯灌の手つだいをしたんですが、そのとき、なにげなく甚之助さんの胸のあたりへ眼をやりますと、文久銭ぐらいの大きさの赤痣が出来ている。
蠑※ 顎十郎捕物帳 青空文庫
「おッ、これはいけねえ」 椿庵は数負の着物の胸もとを寛げ、気ぜわしくあちらこちらと検べていたが、アコ長のほうへ顔をねじむけ、「ごらんなさい、赤痣が」 よろめきまわるはずみにどこかへ打ちつけたとみえて、右の膝小僧のところへ擦傷が出来、そこからトロリと血をしたたらしている。
蠑※ 顎十郎捕物帳 青空文庫