御箱
おばこ
名詞
標準
文例 · 用例
あれが十年前からの御箱なんだからおかしいよ。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
御三卿お迎えの節には、大玄関の御箱壇にて礼をいたしまするか、それとも、御石段まで下って辞儀をいたしまするか。
— 吉川英治 『新編忠臣蔵』 青空文庫
二十五日、内侍所と璽の御箱をお迎えに、鳥羽に公卿たちがお迎えに出た。
— 第十一巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
そのむこうの気違いのような眼つきをした裸の兵隊は、オオハコベを口いっぱいに頬ばり、唇から青い汁を垂らしながらニチャニチャ噛んでいる……そういう人間のすがたも、間もなくまた薄闇のなかに沈む。
— 久生十蘭 『母子像』 青空文庫
これが奴のオハコなんですわ。
— 高見順 『如何なる星の下に』 青空文庫