不忠実
ふちゅうじつ
名詞
標準
disloyalty
文例 · 用例
この点「職務不忠実」であったのである。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
私の考えでは、三色版が色彩に対しても不忠実であるのみならず、画面の微妙な光沢や組織に対し全然再現能力のないのに反して、良い蓄音機では音色や強弱の機微な差別が相応に現われ、そして最も重要な要素と考えられる時間関係がかなり厳密に再現される。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
――父の病気に対する『愛なき恐れ』、金に対する不安、母の辛苦、不孝のために失われたる親子の愛情、学業に対する不忠実、このようなものが入り乱れている頭には、この大芝居の忠臣蔵もおもしろいはずはない。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
論師 ――それは法に不忠実と云うものだ。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
自分は水の心配をするたびに、ここの工事をやった人の、馬鹿馬鹿しきまで実務に不忠実な事を呆れるのである。
— 伊藤左千夫 『水害雑録』 青空文庫
天下の学問の府と云はれる処の卒業生でありながら一番学問に不忠実なのが法学士ださうだ。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
そして、我々は、日本政府に不忠実なるものとして、折角平和のうちに得た通商の許可も取り消されないとも限らない」「いや、貴下は疑い過ぎる」副艦長のゲビスは、毅然として屈しなかった。
— 菊池寛 『船医の立場』 青空文庫
私は一寸、ほんの一寸油断をした為めにまた自分に対して不忠実なことをしました。
— ――生田花世氏に 『九州より』 青空文庫
作例 · 標準
彼はパートナーに対して不忠実な行動をとったため、長年の信頼関係を一瞬で失った。
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原作の持つ繊細な雰囲気に不忠実な映画の脚色は、多くの古くからのファンを失望させた。
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翻訳が原文に不忠実であると、著者が本当に伝えたかった意図が読者に全く伝わらなくなってしまう。
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