岩上
がんじょう
名詞
標準
文例 · 用例
いい加減、たきぎ拾ひに疲れると、岩上に大あぐらをかき、えへん!
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
岩上で一人、岩魚か山魚を釣つてゐる、うらやましい。
— 昭和十四年 『旅日記』 青空文庫
岩上角之助行って、鎧の袖を掴んで放さないので、輝綱は怒って斬ろうとした。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
毘女|其式の裁判は朝飯前の仕事と答えて夫に教え、大薬妻の教えのままに翌日商主の五馬を牽き来て池辺の岩上に立たせ、水に映った五馬の影を将去れ、〈もし影馬実に持つべき者なしと言わば、夢中行欲の事もまた同然なり〉、と言い渡したので、国王始め訴訟の当人まで嗟賞やまなんだという。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
モスケー・ストロムの中心の深さはもっと大したものにちがいなく、この事実のなによりの証拠は、ヘルゼッゲンの頂の岩上からこの渦巻の深淵をななめに一見するだけで十分である。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『メールストロムの旋渦』 青空文庫
その男は岩上に坐し、頬杖をついて、荒涼たる様を眺めていた。
— ――神話 『沈黙』 青空文庫
――しかし、夜は更けてゆき、彼は岩上に坐していた。
— ――神話 『沈黙』 青空文庫
――しかし、夜は更けても彼は岩上に坐していた。
— ――神話 『沈黙』 青空文庫