雨の降る
あめのふる
表現形容詞-語幹
標準
rainy
文例 · 用例
雨の降る日(兄のうたへる)萩原朔太郎雨の降る日の縁端にわが弟はめんこ打つめんこの繪具うす青くいつもにじめる指のさき兄も哀しくなりにけり雨の降る日のつれづれに客間の隅でひそひそとわが妹のひとり言なにが悲しく羽根ぶとん力いつぱい抱きしめる兄も泣きたくなりにけり
— 萩原朔太郎 『雨の降る日』 青空文庫
小雨の降る薄暮の街に灯がともり始め、白い水面を一群のかもめが巴を描いて飛び交わしている。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
船で河から市川へ出るつもりだから、十七日の朝、小雨の降るのに、一切の持物をカバン一個につめ込み民子とお増に送られて矢切の渡へ降りた。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
ちょうど、大津が溝口に泊まった時の時候であったが、雨の降る晩のこと。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
中央の木目から渦いて出るのが、池の小波のひたひたと寄する音の中に、隣の納屋の石を切る響に交って、繁った葉と葉が擦合うようで、たとえば時雨の降るようで、又無数の山蟻が谷の中を歩行く跫音のようである。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
けれども、ともすると卯の花くだしと称うる長雨の降る頃を、分けて其年は陽気が不順で、毎日じめ/\と雨が続いた。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
雨の降る日に二条の鉄路の中央のひどいぬかるみの流れを蹴たててペンキ塗りの箱車を引いて行く二頭のやせ馬のあわれな姿や、それが時々爆発的に糞をする様子などを思い出すことはできる。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
買う時には店員まで付き添って雨の降る中を届けて来たのに、それでは少しおかしいとは思ったがどうにもならなかった。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日雨の降るについて考えている。
雨の降るという言葉は日本語で重要だ。
彼は雨の降るの意味を理解している。
この文には雨の降るが含まれている。